バブル発生のメカニズムについて

バブルとは、その名の通り泡のことを指します。その泡は、信用創造と信用収縮を繰り返しながら、10年から20年のサイクルで世界中に起こっては消えていきます。バブルはどのように発生するのか、そのメカニズムについてまとめてみました。

バブルは何故発生するのか?そのメカニズムについて

金融市場にお金が不足すると銀行から企業に収益悪化が伝染しバブルが崩壊すると言われています。

信用収縮が進むと、お金を貸してくれる人がいなくなり、金融市場に供給されるお金が不足する状態になります。お金の貸し手がいなければ、借り手ばかりになって金利が上がり、お金が借りづらい状況になります。


信用収縮が起きると、銀行はそのショックに耐えるために貸し剝がしを頻繁に行うようになり、こうなると銀行から融資を受けている企業は運転資金が不足し、商品・サービスの決済代金や月々の経費の支払いなども払えなくなり、資金がショートした時点で倒産となります。


融資先の企業が倒産すると、銀行を中心とする投資先が保有している債権が回収困難になり、不良債権化し、自社の資本に大きく傷がつきます。
そのような状況におちいった銀行や投資家の数が急激に増えてしまうと、その傷ついた資本を回復させようと、担保に取っていた商品や不動産や株式などを売却するため売り注文が殺到します。

これにより、株価や不動産価格が大きく下落するというのが、バブル崩壊のメカニズムです。

信用創造

銀行は、預金という形で大勢の預金者からお金を預かり、預金者がいつでも預金を払い戻せるように、現金を用意しています。預金者の中には、預金をすぐに払い戻す人もいれば、長期間預けておく人もいます。


大半の預金者は、日常生活で預金から大きな額を引き出すことは少ないため、銀行は預金の全額を現金で用意しておく必要はありません。

預金の一部を支払準備として現金で手元に置いておき、残りの預金を企業への貸付に回すことができます。


企業に貸し出されたお金は、取引先の支払いに充てます。支払いを受けた取引先は、このお金をすぐに使うあてがなければ、銀行に預けることになります。

銀行は、支払準備分を手元に残して、残りをまた貸し出しに回します。これを繰り返すと、預金通貨というお金が新しく生み出され、銀行全体の預金残高は増えていきます。これを「信用創造」と呼びます。

信用収縮

信用収縮は、信用逼迫や信用危機とも呼ばれ、金融システムが極端に逼迫することを指します。

これは、金融機関が融資枠の縮小や融資条件の厳格化などで貸し渋りを強めて金融が萎縮し、企業が割高の金利を支払っても資金が借りられなくなる(借りずらくなる)状況のことを指します。また、大企業と比べて、信用力の低い中小企業にシワ寄せが来ることが多く、時には貸し渋りや貸し剥がしから倒産へと追い込まれることもあります。