決算ギャンブルで失敗したお話

企業は3ヶ月に1度決算を公開します。この決算で大きく業績予測などを上回ると、一気に株価が上がりストップ高までいくことも珍しくありません。

基本的には場引け後の15時か16時前後に決算を公開する企業が多いのですが、中には前場と後場の間の12時に決算を出す企業もあります。

そういった企業は、好決算の場合後場の寄りから一気に株価が急騰することが多いです。それに目をつけた私は、「前場と後場の間に決算報告をする企業」に絞って取引する手法を思いつきました。

引け後に決算報告する企業の場合、投資家たちがじっくりと決算を分析することが出来るので、いわゆる「好決算の勢いで急騰する」ことがなく、手は出しませんでした。

しかし、これは決算がまだ出ていない段階で株を仕込むという言わば「ギャンブル」的な手法です。

何度かこのやり方で取引をしましたが、かなりの苦戦を強いられました。

どのような事業を行ってるかも知らない企業の決算を予想していた

基本的に企業の決算には「業績予測」というものがあります。

プロのアナリストが、決算前にどれぐらいの業績を叩き出すのか予想しているのです。

私はこの業績予測が高い企業に絞って事前に株を仕込み、場内決算に臨みました。

この時私は知らなかったのですが、「いくら業績が良くても、コンセンサス(市場予想)を上回っていなければ株価は上がらない」のです。

逆に、多少業績が悪くても、コンセンサスを上回っていれば株価が上がることすらあります。

これに気付かず、「この銘柄、業績良いしこれから上がるだろう。

売れずに握っておこう」と考えてしまい大損してしまいました。

さらに私は、その決算内容ですらネットなどの書き込みを参考にしてしまいました。

自分で決算内容の良し悪しを判断するだけの知識がなかったのです。もっと言えば、決算前に株を仕込んだ銘柄がどのような事業をしているかすら知りませんでした。

決算前に仕込むのはギャンブル

その銘柄を常に追っていて、「今回の決算は確実に良い。市場予想も平気で上回っているだろう」という場合、決算前に株を仕込むのは全然問題ないことだと思います。

しかし、その銘柄がどんな事業を行っているかも知らずに、アナリストの業績予測が良いからという理由だけで決算前に株を仕込むギャンブルはしてはいけません。

アナリストの予測通り業績が良かったとしてもコンセンサスを上回っているかは分かりませんし、それを判断することが自分ではできないからです。

決算跨ぎする場合はしっかりと業績予測をしてから

私は株仲間に「決算跨ぎはギャンブルからやめなよ」と忠告をされたのですが、今でもよく決算跨ぎをしています。

ちゃんと事前に銘柄の情報を追ってさえいれば企業によっては業績がある程度予測出来るので、勝てる確率が高いと気付いたからです。

「銘柄のことを何も知らずに決算ギャンブルをする」のは絶対に駄目ですが、中長期投資でその銘柄のことを知り尽くしている場合は、決算跨ぎをするのも悪くないですよ。