始値後値上がり率を参考にイナゴして失敗したお話

トレードの世界では「イナゴ」という単語がよく使われます。

その銘柄のことなど何も知らないのに、値動きだけで銘柄に飛び付く投資家のことを指す蔑称のようなものです。

私もかつてはイナゴトレードを繰り返していました。酷いときは「どうしたら上手くイナゴ出来るか?」とばかり考えて、イナゴ専用の手法を考えたりもしました。

そんな私が1番損失を出してしまったのが「始値後値上がり率でイナゴする」という手法。上手く行くときもありましたが、トータルでは損失の方が大きくなってしまいました。

この手法で大損してしまった私は、もう二度とイナゴはしないと心に誓ったものです。

始値後値上がり率をイナゴトレードの材料にした理由

基本的に市場ランキングの「値上がり率」というのは前日の終値を基準としたものです。なので値上がり率ランキングでイナゴをしようとした場合、なかなか上手く行きません。

前日終値からギャップアップした銘柄も入り込んでくるので、イナゴが出来ないのです。しかし始値後値上がり率を材料にすると、9時になってからいきなり急騰した銘柄のみを検知することができます。

私はSBIのトレードツールとアラートメールを使い、始値から5%~8%上昇した銘柄でデイトレードをすることにしました。

正直この手法はやりようによっては通用するものだと思います。しかし、「どこで売ればいいのか分からない」という問題があり、私は利益を伸ばすことが出来ませんでした。

特に急騰銘柄は上がるのが早ければ下がるのも早いので、まともに考える時間がないのです。

私のように咄嗟の判断が苦手な人には無理な手法ですね。

株初心者はイナゴをしてはいけない

株価が急騰した銘柄のチャートを見ると、急騰したタイミンだけ異常に分足が盛り上がっています。これをトレードの世界では「イナゴタワー」なんて言ったりします。

このイナゴタワーは、掴めば多大な利益をもたらしてくれます。しかし逆に、イナゴタワーに振り落とされるとかなりの額を損してしまいます。

大抵のイナゴトレーダーは既にイナゴタワーがある程度出来た段階で買いに走るので、かなりの確率で高値掴みをしてしまいますね。

高値掴みをしてしまったら悲惨です。売りたくても売れず、下がっていく株価を眺める羽目になってしまいます。

イナゴトレードで大損をした私は、「これは投資ではなく投機だ」と割り切り、二度とイナゴトレードに手を出さないことを誓いました。

例えイナゴトレードで1,000万単位の利益を出せたとしても、投資に関するまともな知識がなければすぐに利益を溶かしてしまうでしょう。

もちろん株に知識があり、中長期投資をしながらイナゴにも手を出すのであれば問題ないと思いますが、初心者のイナゴトレードだけは辞めた方がいいですね。

短期的には得をしても、長期的には損をする確率の方が高いと思います。私はこのことを自身のイナゴトレードで学びました。