織田将典「バリュー投資アカデミー」という株式投資セミナーの感想

私がこの株セミナーに参加しようと思った理由は、今まで5年間1日単位や数日で取引の終わる短期売買を中心に株トレードをしてきましたが、資金が大きくなった際には長期投資も視野に入れて運用する必要があると考え、受講しました。

バリュー投資アカデミーについて

支払った料金

無料セミナーでしたので0円。

セミナーの内容

長時間ただ聞きっぱなしのセミナーではなく、一人ひとりの投資経験をヒアリングし、「1億円をどう使うか?」という質問や、PER・EV/EBITDAの計算ワークを挟むなど、受講者を飽きさせない構成でした。

ただ単に投資について説明するだけでなく、講師の育ってきた家庭環境や入社した会社での出来事など、一個人の体験談が随所で語られ、「企業:個人」ではなく「個人:個人」で対応してくれました。

ウォーレン・バフェットのインタビュー映像を使い「精神の安定・自分の論理・感情は敵」という、相場に参加する人全員に通じる相場哲学を語っていた。

徳光和夫さんの実例を出しながら「感情に任せたトレードをすると、ギャンブル依存症につながり、とても危険だ」と相場における危険性を忠告していた。

相場に向かうマインドのありかたとして、講師が講演料1億円のセミナーに参加した体験から「相場での成功するためにも潜在意識を変えることが必要」と語っていた。

気になった点

「プロは92%の勝率を出す」と言われていたが、年間の損益率や勝率、最大ドローダウンなど、各社の具体的な実績データが見たかった。

「四季報を押さえていれば、プロと同じ精度で結果を出すことができる」と言われていたが、決算発表前によくある「各社のアナリスト予想を織り込んで先行して買われ(売られ)、決算発表後には材料出尽くしで反対の値動きをする場合」などは語られていなかった。

「チャートを見ていては儲からない」「テクニカル分析はギャンブルだ」と言う理由に根拠がなかった。

期待値の高いルールをいくつか仮説を立て、数年間分、過去チャートで検証していけば、テクニカル分析だけでも十分利益を出せるので、もっと「儲からない理由」を詳しく説明してほしかった。

長期投資に必ず必要になってくる、世界経済・日本経済の分析について説明がなかった点が気になった。

ウォーレン・バフェットが利益を上げられたのは、右肩上がりになる米経済を見抜いていた視点にこそにあったので、これから日本株投資をしていくには「低迷していく日本経済」を加味した説明があって当然だと思った。

スクールの料金説明で「他の投資講座は30~50万のものが多い」と比較されていたが、私がこの5年間、多くの投資講座に実際入って受講してきた経験からすると「1~5万円」の口座がほとんどだった。比較対象が高すぎではないか、と疑問に思った。